
このコラムは当院医師の監修により、専門的な視点から検証されています。
【緊急避妊】アフターピルの効果と服用タイミング|いつまで間に合う?
作成日: 更新日:
避妊に失敗してしまった時、「今からでも間に合うのだろうか」「アフターピルはいつまで効果があるの?」と不安になる気持ち、よくわかります。
この記事では、アフターピルの効果時間や適切な服用タイミングについて、医学的根拠に基づいて詳しく解説します。今すぐ取るべき行動も明確にお伝えしますので、落ち着いて読み進めてください。
目次
アフターピルは「いつまで」効果があるのか?【結論】
アフターピルの効果時間は種類によって異なります。
レボノルゲストレル(ノルレボ) | 性交後72時間以内 |
---|---|
ウリプリスタル酢酸エステル(エラ) | 性交後120時間(5日)以内 |
ただし、時間の経過とともに効果は低下するため、できる限り早い服用が重要です。
時間経過による避妊率・妊娠阻止率の変化
アフターピルの避妊率・妊娠阻止率は、服用タイミングによって大きく変わります。
(72時間有効タイプ)の場合
24時間以内 | 約95%の妊娠阻止率 |
---|---|
72時間以内 | 約85%の妊娠阻止率 |
72時間超過後 | 約60%の妊娠阻止率 |
(120時間有効タイプ)の場合
24時間以内 | 約99%の避妊率(妊娠率1%未満) |
---|---|
72時間以内 | 約98%の避妊率(妊娠率1.8%) |
120時間以内 | 約99%の避妊率(妊娠率1.3%) |
出典:WHO臨床試験データ、日本産婦人科学会ガイドライン
このデータからも分かるように、1時間でも早い服用が効果を高めることがわかります。
今すぐ確認!あなたの状況別対処法
性交後の経過時間別チェック
- 0-24時間以内の場合
最も効果が高い時間帯です。
・どちらのタイプでも高い効果が期待できます - 25-72時間以内の場合
効果は下がりますが、まだ十分有効です。
・できるだけ早い服用を心がけましょう
・72時間タイプ・120時間タイプどちらも選択可能 - 73-120時間以内の場合
120時間有効タイプのみ選択可能。
・効果は下がりますが、服用する価値はあります
・医師と相談して適切な対応を決めましょう - 120時間を超えた場合
アフターピルの効果は期待できません。
・妊娠検査薬での確認や産婦人科受診が必要
・今後の対応について医師に相談しましょう
避妊失敗時の行動マニュアル
避妊に失敗してしまった時、パニックになってしまうのは当然です。しかし、落ち着いて適切な手順を踏むことで、多くの場合で望まない妊娠を防ぐことができます。
以下の3つのステップに従って、冷静に対処しましょう。最も重要なのは「時間」です。1分1秒でも早い行動が、アフターピルの効果を最大化します。
STEP1:時間を確認する
- 性交があった時刻を正確に把握
- 現在までの経過時間を計算
- 対応可能な時間帯かチェック
STEP2:入手方法を選択する
オンライン診療
メリット
・365日対応:夜間・休日・祝日でも処方可能(利用するクリニックにより異なる場合があります。)
・即日配送:最短当日〜翌日にお届け
・プライバシー:家族や知人に知られる心配なし
・待ち時間なし:予約から処方まで最短15分
・料金明確:事前に費用がわかる
・LINE・電話対応:気軽に相談できる
デメリット
・配送時間が必要(当院では直接受取も可能です)
・対面での詳細相談ができない
・配送料がかかる場合がある
このような方におすすめ
- 今すぐ処方を受けたい
- 誰にも知られたくない
- 近くに産婦人科がない
- 仕事や学校で時間が取れない
産婦人科クリニック
メリット
・対面での詳細相談:医師と直接話せる安心感
・即座に服用可能:処方後すぐに服用できる
・追加検査対応:性感染症検査なども同時に可能
・継続的なフォロー:その後の経過観察やアドバイス
・避妊相談:今後の避妊方法についても相談可能
デメリット
・診療時間の制限(平日昼間のみの場合が多い)
・予約が取れない可能性
・待ち時間が発生
・知り合いに会うリスク
・交通費・時間コストがかかる
このような方におすすめ
- 直接医師と相談したい
- 他の検査も一緒に受けたい
- 今後の避妊相談もしたい
- アフターピルについて直接詳しく聞きたい
STEP3:服用と経過観察
- 処方された通りに服用
- 副作用の経過観察
- 生理の来る時期をチェック
名古屋ジョイクリニックのオンライン診療
当クリニックでは、緊急避妊が必要な方のために土日・祝日・夜間も対応可能なオンライン診療を提供しています。
オンライン診療後、直接受け取りが可能となっております。
詳しい当院のアフターピル処方に関しては、下記からご確認ください。
アフターピル処方を詳しく見る
名古屋ジョイクリニックはオンライン診療を通して、いつでもどこでもスマホで医師に相談できるクリニックを目指しています。
LINE追加で今すぐアフターピルの診察を受けることも可能です。
今すぐアフターピルを処方する
今後の避妊対策について
アフターピルは緊急時の手段です。今後の避妊のために、以下の方法も検討してみてください。
- 低用量ピル
- IUD(子宮内器具)
- コンドームの正しい使用
- 基礎体温法との併用
まとめ:一刻も早い行動が重要
アフターピルの効果は時間との勝負です。重要なポイントを再度確認しましょう。
- 72時間タイプ・120時間タイプがある
- 早ければ早いほど効果が高い
- 時間を過ぎても諦めずに医師に相談
- オンライン診療なら土日・祝日・夜間も対応可能
避妊に失敗してしまった時は、一人で悩まずに適切な対処を取ることが大切です。不安な気持ちはよくわかりますが、正しい知識を持って冷静に行動すれば、多くの場合で望まない妊娠を防ぐことができます。
参考文献
日本産婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針(平成28年度改訂版)」
WHO Emergency Contraception Fact Sheet (2021)
Piaggio G, et al. Effect on pregnancy rates of the delay in the administration of levonorgestrel for emergency contraception: WHO trials. Contraception. 2011
American College of Obstetricians and Gynecologists. Emergency Contraception Practice Bulletin (2015)


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